音小屋・音楽ジャーナリストコース(小野島講座)

音小屋・音楽ジャーナリストコース(講師・小野島大)の受講生の作品を掲載していきます

任意のアーティストのファースト・アルバムのレビューを書く

 音楽ライターの小野島大です。雑誌『MUSICA』の鹿野淳氏が主宰する音楽メディア人養成講座「音小屋」の「音楽ジャーナリストコース」の講師を2013年8〜9月(2013年夏期)、11月〜2014年3月(第6期)、8月〜9月(2014年夏期)の3回にわたってつとめました。


 このブログは、その受講生たちが実際に書いた作品を掲載し、広く一般の方々にも読んでいただく目的で作られました。受講生の中にはすでにプロのライターとして仕事をしている人もいますが、ほとんどは、これから音楽に携わる仕事、わけても「音楽について書く」ことを目指している10代、20代の若者たちです。


 すでに第6期の最終課題として書いてもらった作品「生涯ベスト・アルバムのライナーノート」、7人8作品を掲載しています。

 今回新たに掲載するのは2014年夏期講座の受講生たちによる作品です。課題は「任意のアーティストのファースト・アルバムのレビューを書く」です。受講生たちには次のように指示しました

対象となるアルバムは、古今洋楽邦楽問いませんが、お好きなアーティストの「ファースト・アルバム」について書いてください。当然1枚しか出していない人ではなく、すでに何枚かアルバムを出している、ある程度キャリアのあるアーティストが望ましいです。そのアーティストのキャリア全体を踏まえ、ファースト・アルバムのあとの歩みや、音楽シーンの流れなども考慮にいれながら、そのアーティストの原点をもう一度捉え直してみてください。
なおバンドをいくつか経由していたり、バンドをやめてソロになった人などは、どれをファーストにするべきか、という議論があると思いますが、そこらへんの判断は各自に任せます。

 字数は22字×54行。これは雑誌『MUSICA』のディスクレビューの大枠の文字数と同じです。この課題に沿って書いてもらったのが、今回掲載した12人12作品です。

 音楽専門誌が次々と姿を消し、音楽ライターや音楽メディアの役割も大きく変わりつつある今、こうして「音楽について書く」ことに情熱を燃やす若者が少なからずいることはとても心強いことだと考えています。

 ぜひご一読いただき、印象に残るものがあれば、コメントを残すなり、Add Starを押して☆をつけてあげてください。もちろん、「彼らにぜひ原稿を書いてもらいたい」というご要望も、大歓迎です。

ひとりでも多くの人達に、彼らの文章が届くことを願っています。

作品はこちらから